主婦ブロガー兼、ライターのにゃんころです。
サイト設計ってなんで必要なんだろう
サイト設計=戦略。これ無しでブログを書くのは、目的地までの方向がわからないまま「とりあえず出発!」って歩き出すのと一緒だよ
無計画に記事を量産すると、サイト設計が複雑になりやすいので初めにサイトの設計図を作ることがおすすめです。
今回はそんなサイト設計について、初心者でも月5万円稼げるよう具体例つきで解説します。
- なぜサイト設計が必要なのか
- サイト設計の具体的な手順
- サイト設計のコツ
サイト設計を行う理由
サイト設計とは、サイトの完成形をあらかじめ考えておくことです。
サイトの完成系が明確であれば、運営者は軸をぶらさずに記事が書けます。
- 記事が書きやすくなる
- 商品を売る動線が作れる
- 読者が悩み解決できる記事に辿り着きやすくなる
1:記事が書きやすい
製作者側の都合にはなりますが、サイト設計が出来ていると、記事がメチャクチャ書きやすいです。
サイト設計を作成することで、サイトの完成系の全体像がイメージできます。
サイトの完成形が明確であれば、運営社はブレることなく完成形に向かって一直線に記事を書くことができます。
もちろん設計の手間と時間はかかってしまいますが、完成形が決まっていることで、「今日はどんな記事を書こう?」と迷う時間が省けるので、収益化までの効率も上がります。
読者がどういう順序で、商品やサービスを購入するのか考えながら作成しましょう。
- 悩みがありその解決方法を探している
- ブログを読んで解決方法を知る
- 解決方法を実践・行動に移す
全体をイメージすることで、読者が商品を購入したいと思えるムダな記事が無いサイトが作れます。
- なんとなくでかきやすい記事から書かない
- 必要な記事が明確になる
- 完成までの進捗がわかる
記事を書くことに慣れるまでは①のような記事を書いても良いです。
ただ収益を考えると、読者が必要な記事を優先して書きましょう。
2:商品が売れる
サイト設計をすれば、紹介する商品(目的)が明確になります。
サイト設計に悩んだときは、商品から逆算して記事を考えるとスムーズです。
- 商品を買うために必要な情報
- ライバル商品との比較情報
- 商品で解決できる悩み
商品やサービスに繋がるように設計をしよう!
製作者側の都合ではありますが、売る商品を明確にすることは収益化を考えた場合に一番重要です。
ブログを収益目的で始めた人は多いと思います。そして、ブログで収益を得るためには商品やサービスを売る必要があります。
つまり、これは言い換えると
商品(サービス)を売るために、ブログを書いている
↓
サイト設計をすることによって、商品を購入する記事への動線が作れる
つまり、初めからゴールを明確にして、そのゴールに繋がるように必要な記事を考えていくということです。
売りたい商品が多いほど、誘導するために必要な記事も増えちゃうよ。
月5万円が目標なら、紹介する商品は少なくても大丈夫です。無理に商品を増やさずできるだけ絞りましょう。
3:読者・SEOからの評価が上がる
重要な考え方として読者が悩みを解決できる記事に辿り着きやすくなります。
簡単な悩みなら1つの記事で解決出来るかもしれませんが、悩みや疑問点が多くなると1つの記事だけでは解決が難しくなります。
ということは、複数の記事で解説することになるのですが、これらの記事がしっかりつながっていないと、結果的に読者が必要な情報に辿り着けません。
サイト全体で読者の悩みを解決する時に
- 「こんな悩みの人は、この記事を見てね!」
- 「その悩みならこの記事を見てね!」
といった様々な角度から悩みを解決できます。
記事同士のつながりを事前に考えられることで、
- 読者にとって非常に良いサイト
- SEOの評価も上がる
といった良い循環が生まれます。
幅広く疑問を解決する記事を書くことでSEOの評価も上がるんだね!
サイト設計の具体的な手順5ステップ
5万円稼ぐためのサイト設計は大きく分けて5つのステップに分かれます。
- :ゴールを明確にする(どのような行動を促すのか?)
- :コンセプトを考える(ターゲットなどの切り口)
- :売る商品を明確にする
- :必要な記事を洗い出す
- :洗い出した記事を視覚化
1つずつ見ていきましょう。
STEP1:ゴールを明確にする
自分のブログに訪れた人にどのような行動を促すのか、ゴールを明確にしましょう。
ゴールが明確になっていないと、逆算してのサイト設計ができません。
収益化を目指すなら、ゴールは「商品」・「サービス」の成約です。
ブログを見た読者に、どのような行動をしてほしいのか考えてみましょう。
どのようにその「ゴール」を考えるのかと言うと、まずは自分の特化するブログジャンルで必要なものを考えてみましょう。
- 必ず必要なものは何か?
- 絶対に直面する悩みを解決する方法としての物やサービスはあるか?
目的がぶれてしまうと、必要な記事にも影響するので初めにしっかりと考えておきましょう
サイト | ゴール(売る商品)の例 |
---|---|
ギターの始め方 | 初心者におすすめなギター |
建築業界の転職特化 | 建築業界で転職する人が読んでおいた方が良い本 |
英会話 | オンライン英会話教室の申し込み、英会話教材の本、英会話教材の購入 |
特に「絶対に必要なもの」は必ず売れるので、しっかり探しておこう。
STEP2:コンセプト・ターゲットを選定
どのような切り口でブログを作成していくかコンセプトを明確にします。
自分の知識と、その知恵を必要とする人をイメージして考えるといいでしょう。
コンセプトやターゲットがないと下記のようなブログになってしまいます。
- ライバルサイトと似ている
- 独自性がなくありきたりな内容
- ただ商品を紹介しているだけ
つまり、コンセプトがしっかりしていないと読者に刺さるブログが書けません。
そのため、ライバルリサーチをしてライバルと被らない切り口を考えましょう。
ライバルリサーチをすることで、勝てる穴場を探せるよ
上位表示を狙うためは、ライバルのいない所・ライバルが弱いところを探すことが大切です。
ジャンルにもよりますが、どれだけ素晴らしい記事を書いても大手メディアに負けてしまいます。
すぐに韓国語をマスターしたい、忙しい新卒のサラリーマンに
上記のようなコンセプトにすると、
数ヶ月で一通り学べる方法(ゆっくり学ぶ人向けの記事は不要)
コスパのいい教室を紹介(新卒はお金がない)
など、記事にする内容が明確になります。
- すぐに
- 安く
韓国語を学べるっていうだけで気になる人はいそうだね
どうやったら独自性が生まれるか、じっくり考えてみよう
ターゲットを自分の属性にしてみる
先駆者に勝つために、初心者の方におすすめなのがターゲットを自分の属性に絞る方法です。
「韓国語の勉強法を教えるブログ」だと、先駆者に勝てないかもしれませんが、「主婦に韓国語を勉強する方法を教える人」という切り口なら、主婦相手の場合は先駆者のブログより信用されるかもしれません。
誰の悩みを解決するのか?を絞り込めていないと、売りたい商品が決まらず収益化が難しくなるよ。
ここを突き止めておかないと、中々上手くいきません。
ターゲット | 必要な記事 |
---|---|
3ヶ月後に英語を話せるようにしたい、多忙な安月給の新卒 | 3ヶ月で学ぶ方法・コスパの良い教室を紹介 |
産後ダイエットをしたいママ | 産後ダイエットの方法・コスパの良いジムを紹介 |
「ドンピシャ」なターゲットを設定しているブログの方が検索上位に来やすいです。
また、ブログのターゲットを決めることで迷いが生じやすい局面で判断しやすくなります。
- どんなデザインにするか → ターゲットが好むデザインにする
- どんな文体で文章を書くか → ターゲットとの関係で決める
- どのくらいの難易度にするか → ターゲットに合わせた難易度設定にする
ターゲットを決めないと、「汎用的」「総花的」「自己流」になりがちで、個人ブログがやりがちな「自己満足ブログ」になりかねません。
これだけ詳しい人が言うのなら、というのが購入の決め手になった経験はない?
ユーザーは専門家から商品を買うよ。
ターゲットを絞らずに記事を書くと、記事で扱うキーワードがビッグワードになり、競合の数が多すぎて上位表示が難しく、ほとんどアクセスされなくなります。
逆にターゲットを絞れば各記事で扱うキーワードはかなり具体的なワードになり、比較的上位表示されやすく、アクセスが増えることになります。
STEP3:売る商品を明確にする
コンセプトが明確になったら、実際のどのような商品をアフィリエイトするかリサーチしていきます。
しっかりリサーチを行い商品を決めましょう。
- 強み
- 違い
- 単価
- 知名度
- ライバルのサイト
「紹介したい案件が無い」「ASP案件が魅力的でない」状態では、どれだけいい記事を書いても収益化の難易度が上がります。
アフィリエイト可能なオンライン韓国語教室をピックアップ
それぞれの商品の特徴をまとめる
登録しているASPで案件が見つからない場合は、別のASPを調べてみるのも有効です。
STEP4:必要な記事を洗い出す
売る商品が決まったら、必要な記事をリストアップしましょう。リストアップと一緒にカテゴリ分けもしていきましょう。
洗い出す項目は以下です。
- カテゴリ
- まとめ記事
- キラーページ
- 集客記事
まとめ記事(カテゴリごとに1〜3記事)
「コンセプト」に対して必要な「まとめ記事」を洗い出しましょう。
自分の扱っているジャンルの中で特定のテーマをまとめたページのことを指します。
「まとめ記事」から詳細な記事に派生させていくイメージです。
「まとめ記事」を読むことで全体像が理解でき、読者の悩みを解決できる記事を作成しましょう。
まとめ記事はジャンルにもよりますが、月5万円を目指すならカテゴリに対して1〜3で十分です。
- 〇〇の選び方を解説
- 〇〇の学習方法を解説
- 〇〇に必要なスキルを解説
キラーページ(最低でも1記事)
ブログで収益を発生させるために、最低でも1つのキラーページを用意する必要があります。
とはいえ、さまざまな視点から読者にアプローチするためには複数準備するのがおすすめです。
キラーページの特徴は、「購買意欲が高い層に訴える記事」であることです。
- ランキング記事
人気の商品を知りたい(購入しようか迷っている)人が読む記事
- 比較記事
2つの中から納得できる商品にしたい(買うことは決まっているけれどどっちにしようか迷っている)人が読む記事
- レビュー記事
商品を買おうかどうか迷っている(購入目前の人)が読む記事
キラーページの中でもより制約に近い読者が訪れるのが「レビュー記事」です。そのため初心者でも比較的簡単に成約に繋げることができます。
集客記事(15〜50記事)
集客記事はリサーチが必須です。
読者が実際に検索しているキーワードを調べて、必要な記事を洗い出しましょう。
キーワード選定をおろそかにすると、読者の検索意図とズレた記事を作ってしまったり、上位表示が難しいキーワードで戦うことになります。
ジャンルにもよりますが、狙うテーマのロングテールワードで15〜50記事の集客記事を準備します。
分類 | ビッグキーワード | ロングテールキーワード |
---|---|---|
商標キーワード | ドモホルンリンクル | ドモホルンリンクル 口コミ |
ジャンルキーワード | 化粧水 オススメ | 化粧水 オススメ 30代女性 コスパ |
集客キーワード | 乾燥対策 | 乾燥対策 化粧品 30代女性 |
ロングテールキーワードで1つでも上位表示できれば、収益が発生するようになります。
STEP5:洗い出した記事を視覚化
設計図の全体を視覚化しましょう。
やり方は人それぞれですが、以下を活用しながらまとめます。
- マインドマップ
- エクセル
- メモやノート
例えば、マインドマップを使うと以下のようにまとめることができます。
こんなイメージでやってみよう!
この図は無料の「Xマインド」というマインドマップが作れるアプリを使って作りました。視覚的に整理しやすいので普段から考えをまとめたい時に使用しています。
完成したら、バランスの良いサイト設計になっているかを確認しましょう。
- 一つのカテゴリーに偏っていないか?
- キラーページが多すぎてバランスが悪くなっていないか?
あとはサイト設計をもとに記事を書いていくだけです。
やるべきことに優先順位をつけて、ブログを作ったいきましょう!
ここまであると記事を書くときに迷わずにすみそうだね
迷わないためにも、時間をかけてでもサイト設計するのがオススメです!
もしサイト設計に困ったら
上手くサイト設計が出来ない場合、もしかしたら、そもそも自分の中の「知識」が足りないのかもしれません。
その場合は、インプットをしてから取り組むと景色が変わるかもしれません。
- 狙うジャンルの上位サイトをチェック
- 関連する本・雑誌を5冊読む
- 関連するジャンルの資格を取る
- 紹介する商材の体験をしてみる
また、重要な点として初めてやるなら「完璧に作り込まなくてもOK」です!
もしもあなたが2サイト目、3サイト目なら、出来る限り完璧を求めたほうが良いですが、1サイト目の場合は、正直運営してみないとわからない部分が多すぎます。
ただ、後々変わってしまうとしても「1回でもきちんと形にしたかどうか」というのは非常に重要な部分です。
大きな道筋がわかるよう、1回ざっくりでも形にしてからトライしましょう。
まとめ:サイト設計で効率的なブログ運営ができる
今回は、月5万円稼ぐためのサイト設計法を解説しました。
ブログを作る上で、サイト設計は必要不可欠です。
- 全体像がイメージできる
- 売る商品が明確になる
- 読者の悩みを幅広く解決できる
サイト設計にはメリットが多く、最短でブログを収益化するためにも役立ちます。
ある程度きぞを描くのに慣れてきたらサイト設計にも挑戦してみましょう。
- :ゴールを明確にする(どのような行動を促すのか?)
- :コンセプトを考える(ターゲットなどの切り口)
- :売る商品を明確にする
- :必要な記事を洗い出す
- :洗い出した記事を視覚化
サイト設計を練ることによって、月5万円を稼げるブログになる確率は確実に上がります。
逆にサイト設計を怠り、目的の無いままブログを書いていても収益化するのは難しいです。
しっかりサイト設計を練って、ブログ運営をしていきましょう!